2014/09/01

Timberize TOKYO 2020展

2020年の東京オリンピックを契機として、都市木造というコンセプトのもと、これからの東京のあるべき姿の一つを描き出すーーー。
9/5-9/15、「Timberize TOKYO 2020展」が開催されます。
M1の白石と鈴木が、高橋先生の事務所ワークステーションと共同で、東京晴海地区水際の商業施設と船着場の1/50模型を担当しました。
今回は、事務所で行われたエスキースやミーティングの様子、本案へと至る製作過程を報告します。

晴海地区の敷地東側にある水際が担当場所です。
写真下が商業施設、上が船着場。
船着場はM1の二人が設計を担当しました。
まず考えたのは、曲げ合板で木輪を作り、それらを繋いでアーチを作るという案。
重力により下の部材になればなるほど円が歪んでいき、変形することを目指しました。
構造家の森部康司さんに頂いたアドバイスによれば、プロジェクトは実現を前提とする提案であるため、合板を曲げて円を作るのは難しい等の障害が多く、凍結されることとなりました。

次に提案したのは、角材を組んでユニットを作り、ユニットを組み合わせることで壁や屋根を構成する案。
ユニット。
ユニットを2つ組んだところ。
壁と屋根を組んで上屋にする。
この案は、壁と屋根の接合方法や、ユニットを構成する角材を増やしたりといった森部氏の構造的アドバイスを受け、本案として採用されることになりました。
本模型の組み立て途中。
ワークステーション設計の商業施設も含め、模型は木で制作したため、精度を出すのが大変でしたが、なんとか間に合いました。

Timberize TOKYO 2020展
会期 9/5-9/15
場所 スパイラルガーデン

近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
以上、M1白石でした。

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